
「試薬」と聞いて何を思い浮かべるでしょう?薬の試供品でしょうか?あまり縁のない言葉だと思っていたら、それもそのはず。この“試薬”、普通の薬局などでは購入出来ない極めて用途の限られた製品で、私達が目にすることは先ずありません。主に大学や企業の研究室で使われるという“試薬”、これは一体何なのでしょうか?
市販の風邪薬などが手元にあったら、その箱やビンを見てみてください。そこには「成分」、いわゆる原材料が記されてありますね。東京化成工業では、この原材料を作る為の原料を作っているのです。製品自体に触れる機会はないけれど、実は身の回りのあらゆる所に試薬は存在しています。又、様々な試験や基礎研究、製品開発を支えています。
“試薬”は「原材料を作る為の原料」、「基礎研究を支える存在」と言えます。
薬品(化合物)は「無機系」と「有機系」の2つに大別でき、東京化成工業では「有機化合物」に特化して研究開発/製造をしています。「有機化合物」で代表的な存在と言えば「ベンゼン環」、いわゆる六角形をした「亀の甲」です。この有機系化合物には無限に近い程の組み合わせがあり、現在18,000余で国内トップの品揃えを誇ります。そして、新試薬の研究・開発は絶え間なく続いているのです。
世の中には様々な“基準”が存在します。長さの基準には「メートル原器(現在は使われていない)」が、重さの基準には「キログラム原器」があります。これら原器は不変でなければなりません。試薬もまた同じです。
例えば、一杯のみそ汁を作るとしましょう。材料は、水120cc、味噌10g、調味料1gとします。
日々作っている内に味噌が切れてしまいました。そこで近所のスーパーに味噌を買いに出かけます。しかし、同じ味噌が売っていなかったので、別のものを買い求めました。さて、みそ汁は以前と同じ味に仕上がるでしょうか?
勿論同じ味には仕上がりません。試薬も、また同じです。
日によって試薬の状態が異なれば、研究等の結果も異なってしまう…ところが、常に同じ状態の試薬に仕上げるのはとても難しい事なのです。ご存知、味噌の主原料は大豆です。常に同じ大豆を手に入れる事は簡単でしょうか?これもまた難しいですよね。
試薬をつくる為にも原料が必要です。これらを自ら用意できれば良いのですが、他所から買ってくる事もあります。でも、常に同じ原料が手に入るとは限りません。
東京化成工業では原料調達の為のネットワークを世界中に構築しています。築地市場で手に入らない魚を、漁師さん直々に掛け合って入手する様なルートも存在するのだそうです。これは創業時から蓄積されてきたノウハウの賜物といえるでしょう。
所長を務められる戸田さんは、現在は役職ゆえに直接の研究からは遠ざかっておられるとのことでしたが、試薬の話になると目の輝きが違いました。学生時代から東京化成工業の試薬を使っていらしたという戸田さん。そのキャリアと会社の歴史をおもわせるエピソードです。
最後にどうしても伝えておきたいのが『TCIメール』という冊子の存在です。これは昭和43年創刊の季刊誌で、研究者に無料で配布されています。研究者による総説や論文、新製品についての案内や解説が主な内容で、試薬を使う側と試薬を作る側の掛け橋となっているのです。創刊より約40年を数えるTCIメールに、業界を牽引していくという意気込みを感じずにはいられません。
※TCIメール詳細についてはこちらをご覧下さい。
http://www.tokyokasei.co.jp/tcimail/
(東京化成工業株式会社HP)
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| 我々の様な特殊な会社が、この様なプロジェクトに参加させていただいて良いものかという疑問もありますし、どの様に関われるのかを他企業様に提案しきれないのが現状です。この記事をキッカケに弊社を知って頂き、接点を見いだしていただければ嬉しく思います。 |
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有機化合物に特化し、18,000品目余の製品供給! これからも、無限の組み合わせと無限の可能性に挑戦していきます。 |



